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【ThinkPad】ThinkPadユニバーサルUSBType-Cドック(型式:40AY0090JP)導入と機能レビュー。

パソコン・周辺機器 2025/05/15

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ThinkPadドック導入。

今までThinkPadに直接LANケーブルやUSB-C to DPケーブルを繋いでいました。ただ、外に持ち出すのが億劫。ケーブル1本でどうにかできないかと思ってました。

最初は汎用拡張ドックでできないかな~と思ってましたが、調べてみると複数モニターに4K解像度で出力ができる製品が非常に少ない事が判明。

純正ドックなら仕様表を読む限り4K解像度で複数出力できそうだったので購入しました。直販で購入すると、2.5万円程度で保証3年間付いてきます。

※自分が買ったときはちょうどコロナ禍で、納品されるまでに半年ほどかかりました。

最大3画面・ACアダプタ変更で100W給電に対応

ThinkPadユニバーサルUSBType-Cドック

ThinkPadの電源コントロールをドック側から行う機能やMacアドレスパススルーに対応しています。

対応機種はリンク先の通り。代表的なのはThinkPad X1 Carbon Gen 9(20XW,20XX)/ThinkPad E14 Gen4 (21EB, 21EC)/ThinkPad T14/14s AMD Gen2(20XK,20XL)。(https://download.lenovo.com/pccbbs/mobiles/usbcundkfw3073.txt

ThinkPadユニバーサルUSBType-Cドックの特長

ThinkPadユニバーサルUSBType-Cドックの特長が以下の通り

  • 1本のUSB3.2Gen2ケーブルで2つのモニターへ4K60hz出力可能
  • 60W給電
  • MACアドレスパススルー

特にMACアドレスパススルー機能は、IPアドレスを固定振り分けしている自分の環境には必須だった。MACアドレスが違うとネットワークから別パソコンと認識されて、NASへの自動バックアップが働かなかったり、外部ネットワークからリモートデスクトップ作業時に認証失敗して接続できなかったりした。

またUSBケーブル1本で複数4K60hz出力できる数少ないドック。これがまた重要でパソコン本体とつなぐケーブルは少なければ少ないほど、トラブルが少なくなると思っている。

付属品

  • ドック本体
  • 90Wスリムチップ電源アダプタ+2極電源コード
  • 1m C to C USBケーブル(FRU : 5C11B41472)
※別途135W電源アダプタに変更することでパソコン本体へ100W給電が可能。

外観&インターフェイス

外観

ThinkPadユニバーサルUSBType-Cドック外観画像

外観はThinkPadと同じようなデザインでThinkpadロゴがあしらわれてます。
上面右端に電源ボタン。非接続状態だとオレンジ色に点灯・パソコンと接続すると白色に変化してパソコンの電源ボタンと同期されます。

前面

ThinkPadユニバーサルUSBType-Cドック前面

USB3.1 ×2(Type-A ×1、Type-C ×1)3.5mmイヤホンジャック ×1

背面

ThinkPadユニバーサルUSBType-Cドック背面

USB ALTモード対応のType-C ×1 / USB3.1 Type-A ×2 / USB2.0 ×2 / DP1.4 ×2 / HDMI 2.0×1 LANポート(RJ-45)/ 電源(スリムチップ90W)

裏面

ThinkPadユニバーサルUSBType-Cドック裏面

認証を示すシールの裏に穴を確認しました。多分足裏にも穴があると思われます。

ドライバインストール

ドックをフルパワーで使用するにはファームウェア(以下FW)の更新が必要になる場合があります。FW (https://pcsupport.lenovo.com/jp/ja/downloads/ds548947)

ドックの有線LANポートを使うには、パソコン側にLANドライバのインストールが必要になります。LANドライバ (https://pcsupport.lenovo.com/jp/ja/downloads/ds504778)

また、MACアドレスパススルー機能を使用するにはBIOSからConfig >Networkの欄にある>MAC Address Pass ThroughをEnabledへ変更してください。

Lenovo Dock Managerを入れとくと、ドックのFWの自動更新とFWの更新履歴を見ることができます。

画面出力

今回の本題です。このドックは内蔵LCDを含むモニター3枚まで出力ができます。ただしモニター解像度は4K60hz×2枚・4K30hz×1枚までです。

注意:接続元となるマシンやモデルによって出力できる枚数と解像度 / リフレッシュレートが違うようです。詳しくはhttps://support.lenovo.com/jp/ja/solutions/pd029622-display-and-video-output-configurations-docking-stations先の40AYの項を参照のこと。

出力トラブルと対処

自分の環境ではドック-モニター間をDP1.2ケーブルで接続しました。規格上4K60Hzでの出力は可能です。ですが、暗転を繰り返したり、突発的に信号が途切れて画面が真っ暗のままになったりと、非常に不安定な動作をしたのでDP1.2ケーブルでの使用は推奨しません。コネクタと同じDP1.4のケーブルに揃えると症状は収まりました。

UGREENのDPケーブルが品質の割に安価です。

またT14 Gen2とドックFW v3.0.96環境で、ログイン後やスリープ復帰後に一回暗転してから復帰する動作をします。

こいつの原因はUSBケーブル。付属のUSB3.2Gen2ケーブルでこの症状が多発します。オウルテックのUSB4ケーブルに変えてから症状が発生しなくなりました。ノイズか帯域の問題か…

自分の運用環境

ハブを使用した自分の使用環境とか
ノートパソコン側はモニター電源を切っていることが多いです。4Kモニター2枚でこと足りています。

まとめ

トラブルもありましたが、これでノートパソコンからUSB-Cケーブル一本で2枚のモニターへ出力できました。今回は、4Kモニターへの複数出力とMACアドレスパススルー機能が必要だったため純正ドックを購入しましたが、必要なければ25,000円もする純正ドックを購入する理由は無く、7,000円程度の汎用ドックで十分だと思います。

Lenovo (レノボ) ThinkPad (シンクパッド) ユニバーサル USB-Cドック - 40AY0090
PXE ブート、WOL、MAC Address Pass Throughに対応。100Wの充電には、オプションのスリムチップ135W電源アダプタが必要です(PN:4X20E50558)