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【ThinkPad】WWAN(SIMスロット)搭載のススメ。

パソコン・周辺機器 2025/05/13

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超ニッチな話

ここ数年で、携帯回線をノートパソコンで使えるようにするWWANモジュールを搭載できる機種が増えてきました。ThinkPadもモバイルノートシリーズを中心にラインナップがあります。X1 Carbon・X13・T14などが代表機種でしょうか。

対応機種は増えども、実際に使う人の使い方はあまりネットに載っていない。ならば、なぜ自分がWWANを追加したのかを残しておきます。

正直、誰得記事だと思ってる。

そもそもWWANとはなんぞや

そもそもWWANってなんぞや?と思われると思います。
WWAN = Wireless Wide Area Networkの略称で、スマホの4Gや5G回線のことであると言えばわかりやすいでしょうか。パソコン単体でもスマホ回線を使えるようにする機能です。個人向けというよりセキュリティの必要なビジネス向けです。

対応したハードウェアと回線契約が必要です。ThinkPadの対応モデルなら対応カードとアンテナを用意して後付(自己責任)もできますが、Lenovo向けのカードを用意する手間や4G回線が主流になってからアンテナ周りの追加作業がかなり面倒くさくなったので、必要なら本体注文する時にオプションとして追加しましょう。

自分のThinkPad T14Gen2(AMD)には注文時にWWANとスマートカードのオプションを追加しました。出荷状態で搭載されていたのはQuectel EM120R-GL|FRU:5W10V25820。nanoSIM/eSIMに両対応。参考までに。

なぜWWANを追加したのか。

いちいち公衆WiFiに繋いだり、スマホとテザリングするのが手間。自分がWWANを追加した理由はこれだけです。ほんと面倒ですもん。

コメダなんかの大手喫茶チェーンの公衆Wi-Fiは人が増えると激遅、マックなんかはパソコンからだと認証ページにアクセスするのが面倒。しかも時間制限でつなぎ直す必要があったりする。

快適なネット接続を維持するために、少し課金したって感覚です。

回線契約どうする?

WWANを使うにあたって問題となるのは回線契約。
これは人によって使い方が異なるので、自分の使い方を参考に使いやすいように合わせてもらいたい。

自分の使い方は、使う月は週4程度・使わない月は週1かそれ以下という感じ。通信容量がもったいないので、スマホとパソコンと通信容量をまとめて使いたい。各SIM間のデータ量をまとめれるサービスまたは1つの契約で2枚以上eSIMを発行できるサービスがあることが最低条件となる。

通信容量は合計で10GBくらいになるよう調整できればなおよし。価格は1回線あたり1000円前後を目安としたい。

この条件で調べてみると、IIJmio以外選択肢なし。他社はシェアできないか1回線あたり1200~13000円あたりとなる。

今回の契約内容は、データ専用eSIMで1回線4GB。お値段600円。安い。この契約を2回線分行いました。IIJimoなら音声SIM/eSIMやデータSIM・SMS専用SIMもあるので、変則的な使い方も可能です。

今回はIIJmio側でなく窓口の違うBIC SIMで契約。事務手数料1円+1000ポイントキャンペーンやっていたので。両者サービス内容にほぼ差が無く、開催しているキャンペーンが若干違うくらいです。IIJ側ならネット完結できるので、お試しあれ。

実際の通信使用量

これ、サイト・ページによってかなり左右されますが、1ページ表示するために大体200MBくらい必要です。Youtubeみたいな動画サイトは720p 5分程度再生すると1GB近く。30GB以上の大型契約やSNSカウントフリー契約がいいかもしれません

まとめ

またしても万人受けのしない記事でした。WWANあると便利ですが、他人におすすめできる機能かと言われると「(´ε`;)ウーン…」こんな顔になります。

大手飲食チェーンであればフリーWi-Fiなんて大体設置されていますから、それ使えば良い話ですし。(セキュリティ気にしなければ)ないところなんてあるんでしょうか。

今後WWANを使う人の参考になれば幸いです。

おまけ:eSIMの登録

店頭契約の場合は店員さんがアクティブ化(アクティベーション)用のQRコード発行まで案内してくれます。自分でネットから契約する場合は設定するのとは別の端末が必要です。(必要っていうかあったほうが非常に楽。)

PCへeSIMを設定

設定→ネットワークとインターネット→携帯電話→eSIMを選択(T14Gen2はSIM1が物理SIM、SIM2がeSIMでした)→eSIMプロファイルの管理→新しいプロファイルを順にクリック
携帯電話会社から提供されたアクティブ化コードを入力するを選択。T14の場合前面のカメラが起動してQRコードを読み込めるようになります。

読み込ますと自動的にアクティブ化コードが入力されてeSIMの情報がチップへ書き込まれます。画面右下に「attention!Dont reboot,sleep,shutdown」の表示とともにプログレスバーが表示され100%になればeSIM情報の書き込みは終了です。
またQRコードを読み込ませなくてもアクティブ化コードを手打ち/コピペすることも可能です。

この後プロファイルをダウンロードするのですが、ダウンロードには書き込んだeSIMとは別回線が必要なので別回線(最も手軽なのはWiFi接続)が必須となります。ここで私は別回線が必要とはつゆ知らず、ドツボにはまりました。案内の人もわからないようだったので記録として残します。

プロファイルダウンロード後に携帯回線で通信ができないときは、Win10のアクションセンター側の携帯ネットワークがオンになってないとかでしょうか。
これでPCの設定は終了で、WiFi切断して携帯ネットワークでYoutubeなどのサイトにアクセスできるかどうか確認しましょう。

余談:eSIMの特性について

eSIMの特性として1枚につき1台のみ。大体の会社で機種変更をする場合はアクティベーションコードの再発行が必要です。(物理SIMと違い差し替え不可能)
またIIJmioの場合iPhoneのインターネット共有機能をeSIMで利用したい場合は別途設定が必要です(https://www.iijmio.jp/service/manual/setting/apn_dual.html