ブレーキが効かない問題
今回購入したGRAILはR7000シリーズの油圧ブレーキがついている。ただ試し乗りした感覚ではまだホース内に残っているような感じがする。パッドのアタリがついていないのもあるだろうが、R505 STIよりブレーキの遊びが大きいのは違和感が残る。
そんなもんで点検。
作業準備
必要な工具は以下(シマノの場合)
- SM-DISC(シマノ油圧ブレーキ用のオイル漏斗)
- ブレーキフルード(シマノ用)
- R91/8/7000系用のファンネルアダプター
聞いたとき注射器いらないの?みたいな感じはあったけれど、それがいるのはオイルホース内にオイルが全く入っていないとき、つまりブレーキ周りを組み替えたときに必要なようです。プロショップの人に聞いたから間違いはないはず。
準備
まず「下が汚れてもよい場所」であることが前提です。シマノディスクブレーキフルードはミネラル系のオイルを使って作られていますが、オイルはオイルなのでこぼすと大変なんですよ。ふき取るのも大変。
使用オイル
自分は「シマノ純正のブレーキフルードを使ってください。」としか言いません。互換品もありますがちょっとしか安くなりませんし、特にブレーキ系なので純正以外使う気になりません。

漏斗とファンネルアダプタ
上の漏斗がSM-DISCで下についているのがファンネルアダプターです。
このファンネルアダプターなのですが、GRAILの場合予備パーツが入っている袋の中に入っていました。
ちなみにこいつがないとSTIに漏斗の下部分が干渉して付きません。無いならどこかで調達しましょう。飛び出ているのはオイルを止めておくための栓です。これはSM-DISCを買うとついてきます。漏斗・ファンネルアダプターにはねじが切られていてこれでSTIのオイル投入口に固定するようです。
あと下についているOリングはなくすとそこからオイルが漏れます。無くさないように。(1敗)作業開始
基本はシマノのマニュアルに従って作業しました。「シマノマニュアル」
あくまでマニュアルはお手本であり、実際に作業するうえではマニュアル通り作業するとやりずらい場所があったので下に書いていきます。画像はマニュアルからの抜粋です。
作業図ではSTIのカバーを一部しか外していませんが、実際に作業するときはハンドル側まですべて外したほうがブラケットが邪魔にならずに作業できます。
何よりフルードが垂れてブラケットにつくと拭いても取れずヌルヌルして大惨事。
今回の作業結構マニュアルの手順を飛ばしている場所が多数あります。例えばマニュアルP.34~36のページ。ここはブレーキキャリパー内部のエア抜きの作業なのですが
キャリパーが動作している→ちゃんとフルードが来ている。なのに効きが悪い→ホース内かSTIにエア噛みしている→ブリーディングのやり直しとなるわけです。
そもそもキャリパー側にエア噛みしているなら、キャリパーがスムーズに戻りません。
今回行ったのはマニュアルP.38 17~P.40までの手順です。ここがオイルホース内のエア抜きの手順となります。
私はメンテナンススタンドなんてものは持ち合わせていないので、2Lのペットボトルの入る段ボールを裏向けにして後輪をのっけて傾けながら作業してました。ただこれ安定性が皆無だったので、マネするなら自己責任でお願いします。瓶ビールケース・一升瓶のケースがちょうど良さそう。
さて、オイルを入れてレバーを何回か握ったら、やっぱり泡が出てきました。しかも結構な量が。やっぱりCANYONは自分で整備できる人じゃなきゃダメです。安いにはわけがある。
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