異音メーカーBB30
Cannondaleが採用した新規格BB30ですが、発売当初は良かったのです。ある程度時間が経ってベアリングから異音がする・すぐにベアリンググリスが切れるなど問題点が続々と浮上。今ではBB386、PF30、BB30Aなどいろいろな派生が出て、さまざまなBB規格が乱立する発端となってしまった原因規格ともいわれている残念な子です。さてBB30の簡単な(黒)歴史はここまでにしておいて、今回はBB30とBB30Aの違いについて説明していきます。
BB30について
BB30
BB30とは基本的にシェル幅68mm、内径42mm、シャフト径30mmのBBを指します。左右対称設計のきわめてシンプルな設計です。
※MTB用はシェル幅が73mm(BB30Aと同じ幅)になっています。
異音問題のほとんどの場合アウターシールの工作精度が低い事によるベアリンググリスの流出や、圧入したベアリングとフレームがダンシング時の振れなどによって接触・変形することが異音が出る原因となっています。
PF30
フレームにかかる負担を減らす目的で作成されたモデル。
BB30からシェル幅・シャフト径は変わらず、内径を4mm拡大。
フレームの軋みなど、ベアリングの接触・変形による異音の発生は軽減されたらしい。
また、ベアリングの打ち替えが容易になったとのこと。(ブログ主はこのBBを採用したフレームを使用したことが無い)
BB30A
2015年度のシナプスから採用されたBB30の正統派生モデル。
BB30よりもシェル幅を5mm拡大された。BB30で出てきた問題点をつぶしつつ、フレームの設計自由度を高めたとのこと。今のところ問題が出ているといった話は聞かない。
PF30A
BB30Aのプレスフィット版。PF30とほぼ同じ説明文になるため割愛。
BB30とBB30Aの違い
BB30がシェル幅68mmの左右対称設計なのに対し、BB30Aはシェル幅73mm左右非対称設計(ノンドライブ側が5mm長い)以外BB30と同じのようです。なのでBB30にBB30A用クランクを流用することも可能です。
異音問題を解消するには
で、異音を解消するにはどうすればいいのかって?
雨の日乗らない!ベアリングのメンテを怠らない!BB精度の高いフレームに乗り換える!特に雨の日乗ってからメンテを怠っていると、いとも簡単にクランク軸が錆びます
このように↓
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